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Bonne Année 2014! [愉しい休日]

車窓から富士を愛でつつ
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究極の花と共に新春を寿ぐ元旦
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2014年が皆様にとって素晴らしき一年でありますように!

* 福袋のように後から後から出てくる長い長いエントリですのでご注意を。


日の出の頃の新幹線に乗り込むきさ家。
ポツポツと雨・・・どうやら名古屋では初日の出は望めそうにないみたい。
雨の予報は無かったと思ったのに、幸先は良くないのかしら?
と、心配だったけれど1時間後には日本晴れ!

お江戸の空も穏やかに、坂の途中にひっそりと
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新年最初のお菓子屋さんへのご挨拶は、ハジメマシテ+
「あけましておめでとうございます。」
雰囲気たっぷりのムッシュが、お一人で。
ああ、この方のお菓子だったのですね。

潔いノエルとお店のblogに綴られた写真たちに打ち抜かれた我がココロ。
でも様々な謎が頭を過ぎる・・・そして擡げる素直な好奇心。
そこに元旦に初市をされると報とは、願っても無い機会!
お年玉価格な栗のケークは仏栗と和栗の2本。
普通のパティスリーには絶対並ばないであろうビッグサイズでお日持ち6日。
う~ん、今の状況では1本しか無理なので和栗をチョイス。
残念ながらタルトは売り切れ。開店前からお待ちの方もいらしたそうです。
ああ、もう少し早い新幹線にしても良かったなぁと。

少しだけお話をして、次のお客様がいらしたので名残惜しくお店を後に。
すると、メール。「今、坂を上っているから。」
元日は朝寝坊かも、なんて仰っていたのに・・・
運が良ければお昼にあの場所で、と淡く期待してはいたけれど。
そして数分後、カーブミラーに写る二つの影。
「あけましておめでとうございます。」
元日にご挨拶できる光栄に預かるのデス。
ダーとはガレットデロワクロス@京都駅だから1年ぶりですね。

お散歩わんこお客様同士の絡みを楽しむダーを残して再び3人で店内に。
ひとしきりお話を伺ったところで、
す~~ばらしいお年玉のご相伴に与りまして。
もう今日1日で1年分のお菓子運を使い果たすんじゃないかと心配になるよ。
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まさかこんな展開になると思っていなかったので何も持ってきていなかったの。
和栗のケークは半分引き取ってただきました。幸先の良いお菓子なご縁。

メトロに乗ってヒカリエを横目に東横線に乗って
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次なるお菓子なご挨拶のために。

開店年以来毎年、お正月も休まず営業されるパティスリーさんの前には開店前からお待ちのお客様。
きさ家が到着してすぐ、行列の中で7ヶ月ぶりの再会は果たされました。
ダーは初めてでしたね。ね、可愛い方でしょう。
開店までの短いけれど濃密な時間、この場所で逢えることが大切なのだから。
文字でなく、声を聞き、笑顔を見られるのが何より嬉しいことなのです。
それなのに、スペシャルなお年玉まで拝領して恐縮しきり。

こちらからは(知ってるでしょ?)年末関西遠足の各店セレクションをほんの少しずつ。
あえて名古屋のお店のお菓子は渡さないのですよ。
今年こそ叶いますように。1日じゃなくて超濃厚半日×2回で。
あ、それとも・・・一緒にワクワクできる時間を想像するだけでドキドキ。

やがて開店時間になり、店内は王冠のお菓子を求めるお客様でもうタイヘンな状態に。
ヴァンドゥースさんにご挨拶&小さな姫様を愛で、ちょっとだけハシバミのお菓子をお土産に選んで。
そして慌しく・・・小さくて真っ白な手に再会を誓ってバスに乗りました。
BirdyでBromptonで、Crusoeで何度も走ったお正月の世田谷の街を車窓から眺めながら

プラタナスの樹が見守る場所に。
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お店の前に着いたところで、ぴったりだったね、とココロで呟く。
2時間ぶりの再会に相応しい(いや、ココ以上は無い)場所でしょう。
2日後の新春講習を楽しみにお気をつけて、とお見送り。で、きさ家は
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至福の粉時間。さながらパンおせち、と呼べば良いのか。
プレートは1人分にしてお持ち帰り分の中から少しスライス。
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御屠蘇代わりにVin blancと北斗りんごのジュースで。
甘モノも忘れずに
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パネットーネベースのパンオショコラと
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お正月スペシャルのアプフェルシュトゥルーデル!!
以前に頂いたタルトタタンも素敵だったけれど、今回がシュトゥルーデルなのはちょっとした運命?
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おまけに嬉しいお知らせも。今度は10階ですね。
名古屋でパンを味わえるのは嬉しいのだけれど、
この場所で味わうことは、やっぱり特別な時間です。名残惜しくプラタナスに手を振って

きさ家のお正月を迎えるために
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この時期だけB出口の案内が加えられる
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赤坂見附駅に。
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先に喫茶室の順番を待っていて下さったので、地下の待合でのご挨拶も早々に席へ。

上生菓子をお願いすることにしたら
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静々と見本盆が登場。きさ選んだのは
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「夜のしじま」
しんと静まり返った夜半に無数に輝く星空。2014年の歌会始のお題「静」に因んだお菓子だそうです。
上部は白下糖の琥珀、下部は煉羊羹製の美しき2層仕立て。
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白小豆のお汁粉と、ダーは今年は小倉で。あらめまして
「あけましておめでとうございます。」

元日恒例行事が2014年も続けることができる幸せ。

1階の売り場にて
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予め電話でお願いしておいたのは
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元気に跳ねる馬の
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干支風呂敷。素敵でしょ。

引き続き恒例の
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豊川稲荷にお参りをしながら
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新しい年が始まったんだなぁ、と感じて。

もう少し・・・歩きましょうか。どっちに行く?
実は地下鉄出口を出たときからココロの中では決めていた。
坂を下りてお堀の方へ向かうと、偶然にもお仕事仲間の方たちがいらして
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すっかり姿を消した赤プリ本館。手前に移動したらしい旧館が見えています。
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プロの撮影機材にまぎれて、ナゼかロートンヌのクッキーが!
気になるなぁ~と思いつつも、流石に口には出せませんな。
←あの場で言えばイイのに、ってやっぱり言われちゃったけど。

エクセル2階を経由して
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日枝神社にも。最後に赤プリに泊まった早朝に一人でお参りして以来。
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エスカレーターの合間からはテレビニュースでお馴染みの建物。
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本殿の参拝には
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すんご~い行列。
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赤い鳥居のトンネルを抜けて、
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赤い丸の内線に乗って南阿佐ヶ谷
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本当に久しぶりの中杉通り。きさ家の上京自転車暮らしの基点だった街。
何度も何度もエスコート係りを勤めてくれた杉並区民のお二人は新年のご挨拶を交わしバトンタッチ。ココからきさ家は車中の人となり。

昨年の誕生日に選んでくださったルスティカ菓子店さんが
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元日から営業されると知って、お会いしてみたいな、と。
「ね、ちょっと先にお店に入ってイイ?」
御車で待機して頂いて先にきさ家だけ中に。
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彼女は直ぐにこのオカシな客の正体を察して下さいました。
ソワニエさんを手招きしてご一緒にお話の続きを。
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先日頂いたお菓子はもちろん美味しかったのですが
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頂く前に浮かんだ疑問をそのままにしておきたくなかった、というのがホントのところ。
で、直接お話を伺って事情が判りスッキリ。
奥の通路の先に続く展望も、みかんのヒミツも。
kisake日記の始まりからずっとずっと見守って導いて下さる方が、こちらを選ばれた理由も。

勿論せっかくの機会ですから、
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焼きっぱ子たちを連れて帰りますよ。←当然のように先回りしてkeepされていた。
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こ~ゆ~のには滅法弱い。カプリス系ですよ。
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気がつくと、もう薄闇の時間。
この灯りの色は、吸い込まれたくなる色だと思う。
名残惜しいけれど、時間は待ってくれません。
今度お会いできる時には、どんな変化を遂げていらっしゃるのかな?
ご近所の皆様に愛されるツバメさんは、冬もずっと阿佐ヶ谷北に。

甘えついで?にもう1軒
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前回も乗せていただいたんだよね。完全にハイヤーと化してるわ。
お店に入ってキョロキョロ・・・あ!
「あけましておめでとうございます!」
マダムにご挨拶できたのが一番嬉しいの。今年も是非、名古屋でも。
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シュトレンの分割サイズ(これ、大好き!!端っこ選んだらマダムも笑顔で♪)
絵馬のサブレ(厳重に梱包してくださったのに割れてしまった)
サレパイにハーブオイル(裏技も伝授して下さって感謝!)
ベラヴェッカにクグロフ、アルザスっ子たちもここぞとばかりに。
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りんごのタルト、迷って迷って名古屋での再会に願をかけて諦めて。
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リユースに力を注ぐのは非常に手間が掛かるはずですが、ここまで徹底されているお店は他にないのではないでしょうか。
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大クグロフとキッシュが名古屋で出てくれたら、どんなに嬉しいか!
真夜中にキッシュを半分ずつ温めて(半分は冷凍しました)いただきましたとも。
そして、ベボスも忘れずに。
またお会いできますように、とご挨拶して車内へ。

車内備品をお借りして大急ぎで朝の栗ケークをカット。
3分の1は御車代(安すぎ!でも関西セレクトお年賀袋も用意しましたけどね)
3分の1はきさ家のおやつ、そして3分の1の行き先は

千歳烏山から明大前で乗り換え
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再び渋谷から
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東横線から各駅停車に乗って、祐天寺の改札で10日ぶりに。
近年は京都で遊ぶ率が高めだけど、わずかな上京時のコンシェルジュさん。
今日は会えないかと思っていたから、お土産何にも用意できなかったの。

アフォガードと3種盛り
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ジェラートに夢中で写真を撮り忘れていますがホットチョコレート。
←当然ですがドモーリですよ。
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1年ぶりの来店にもかかわらず超ご常連様のお陰ですぐに思い出してくださって。
「パネットーネ、大阪で皆でいただいたんですよ。とっても美味しかった!」
声高に主張されることはしない、でも
食べてもらえば絶対わかってもらえる、と。
お店や作り手に対する信頼がなければヒョイとは手が出ないお値段ならば尚更。
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信頼を得るための日々のお店の営み
期待を裏切らないように、自身が納得できる仕事が出来るように
それが続けられる環境に感謝を忘れずに。
その事を確認するための一日。自分の身に置き換えて。

それは即ち、大切な人たちにとってのホームグラウンドにお邪魔させてもらう事とイコールなのですね。
2014年kisake日記の1ページ目に相応しいでしょ!

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