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京都オカシなタクシー [愉しい休日]

待ち焦がれたこの土曜日。
ラパ子は渋滞に巻き込まれること無くスイスイと最初の目的地にやってきました。
コインパーキングにすんなり停められるかどうかが心配でしたが、すぐ隣のスペースの最後の1コマに滑り込み。幸先ヨロシイ!

前夜に調達した小さな包みを手にドアを開ける。

おや、またお出でなすったか。

と言いたげな笑みを浮かべるお菓子の国の主。
「この前、お誕生日だったんでしょう?」
「・・・え?!ナゼソレを・・・」
「少し前にね、隊長が見つけて知らせてくれたから。」
さすがに少し動揺の表情。さらに追い討ちをかけるのだ。
「でもね、それだけじゃない。その中身を見て。」
なぜカノジョのお菓子を選んできたのか、その経緯を話すと更に動揺?

「それからまだあるんだから。一番最初にお会いしたのは・・・」

トドメの偶然、必然?3年前の夏から去年の夏までが繋がってしまうなんて。
こんなオカシナコトってあるんだね。
驚きつつも愉しんでくれているのかな。
と、思ってイイんだね、って展開になって嬉しい。

そして話題は2度目に言葉を交わしたお店のことに。
「この季節のヤラシイの」って発注だと一体どんなのが出るんだろう?
いずれにしても土曜日のオーダーは真夏以外はかなり厳しいということみたい。
←次に叶うのは結局また18きっぷシーズンになるのかなぁ・・・

もう一つ確認したいこと、それはまだ残しておくことにして席を立つ。
さて、次に会えるのは・・・いつ??
早ければ明日、かな。


次にラパ子が向かったのは北野天満宮。
お参りの前に
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なかなか伺う機会を作れずにいた門前のおだんご。
一人一皿、というのがなかなかのハードルなのですが(そしてテイクアウトには不向き)
3個皿があるのはありがたいところ。
お母さんたちのナイスなチームプレイでどんどんと出来上がっていく。
ほんわかした食感の粟餅初体験は、ジャリジャリした黄な粉が寧ろ気分。

天神さんはというと
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修学旅行の中学生で大変な状態。
もうしばらくしたら梅の実が熟れるころ。

京都市内をラパ子で巡る機会はそうそうは無いということで
佛教大学から続く長い長い坂を進んで
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本当に久しぶりにクロアさんへ。やはり素晴らしいお店です。
あれも、これも、それも、と選びたくなる気持ちをグっと堪えて、ホンの少しだけ。
お店の隅に張ってあるPOPにもしかして?と思い水を向けると
・・・やっぱり美味しいお店のことは美味しいお店で訊ねるのが基本って流れ。

おやおや、思ったよりも時計が進んでいる!と焦ったけれど
送迎時刻も当初の予定よりも繰り下がるメールに安堵。
そればらば、と三条商店街に寄っちゃって
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大急ぎで1カップだけテイクアウト。ニブ山盛りの山盛り(笑)
溶け切る前に到着してくれると踏み、二人(一応)交代でチビチビ食べつつ移動。


残り2口になったところで新幹線で発起人登場。
乗り込んですぐにカップアイスを手渡されても何ら驚くこともなく。
それよりも、これから向かうお店のチョイスには驚いているはずで。

だってね
予約が要るお店は無理
ランチはちゃちゃっと済ませたい
移動時間にも限りがあるし、夜はご馳走が待ってるし。
だからあっさりしたのんが食べたいの、と白川通りを北上。

このお店の前を何度通過したことか!駐車場があるとは思わなかったよ!
ごく最近にリニューアルされたそうですが、食べたい麺であることには違いは無い訳で。
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いやいや、麺もだけどお出汁も。基本は昆布&帆立だしマグロ節乗せ。
この日は鶏だし+鶏ごはん、というメニューもあったので1人前は此方にしてシェアして丁度良い感じ。
通りを隔てた有名店のラーメンは無理だけど、こちらのお食事ならばぜひ、また食べたい。
またたびさんと慈庵さんの両方をミックスしたような印象なのでした。


そして目と鼻の先にある、今回絶対に外せない場所へ。
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ずっとずっとココに一緒に来たかったんだよ。
今日のケーキは1軒限りだから、食べたいだけ選んじゃってよ。
当然ビール、飲むんでしょう。しっかり満喫してくれなきゃ!

きっときっと
このキノコの国に夢中になってくれるって思ってた。
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先ずは王冠。クロッカン仕上げで中にキルシュがコチラ流。
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バイエリッシャークレームはエルドベア仕立て。キノコトッピングも忘れずに。
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ケーゼザーネトルテ。嬉しいな。
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ラバーバー(ルバーブ)ラームクーヘン
ああ、もっと食べたい!

今の時期だけの、ってことで追加しちゃった!
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赤いおかゆ(米は入っていないです)はフルーツティのゼリーにたっぷりベリー。
これなら3分の1どころか1個だって楽勝!

と、思ったところにAyumicoさんがコレを仕上げて登場しちゃうんだもん。もぅ反則!
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「最初にこちらに伺ったとき、これを見て『シャンティ、いやザーネたっぷりですね。』って言ったこと覚えてます?」
「そうでしたよね。ザーネって普通は出てこないですもん。」
あの会話でオカシナお客認定だったのは間違いないもの。

あれから何年経ったのだろう。
やっと一緒に来ることが出来た。
オカシナドイツ語の先生は、キノコの国のすっかりトリコに。

この日はタイミング良くご友人がスタッフに入られていて旅の話で盛り上がり。
美味しいお菓子、
可愛い空間、
楽しい女子話。
これ以上、なにを望むと?
・・・時間を、もう少しゆっくりと進めてはくれないでしょうか。

絶対に選ぶと思っていたよ。真四角好きっ子め!
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「じゃあ、これを3人分用意してください。それから冷蔵ケースの上の子たちを1つずつ。」
お部屋で明日のおめざに食べたいからね。
お店のカード、わざとお部屋に置いてきちゃおうか?
ダメだよ。忘れ物だと思われて郵便で送られちゃうかも。

名残惜しくドアを開ける。
「いってらっしゃい!」「いってきます!」
見送られて外に出ると、駐車場やドアの周りのキノコに皆またもや夢中。
Ayumicoさん独特のカワイイ観、本当にダイスキ!


さて、急がないと時間が迫っています。
最初の候補のお店は、どうやら現在は暖簾を下ろされてしまったらしく、
それならばと思ったお店は大きな茶会が重なって無理無理な状況で、
と、なると頼みの綱は
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こちらしかないでしょう。
特別な場所でいただく御菓子ですもの。王道中の王道のハレの御菓子でなくっちゃ!

まだまだ引っ張ってしましましたが、
3人を乗せたラパ子が向かった先とは・・・憧れのあのお宿なのです。

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