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一年に一日だけ [日々のこと]

ラパンが宅急便になる夕暮れの話。
週明けの午後、3人目のきさ母さまから留守電にメッセージ
「きささ~ん、桑の実採ってらっしゃい」

天気予報を見ると猶予はないんだなぁ
とりあえず翌日17時で抜けられるように算段をつけないと
それよりも先ずは4人目のきさ母さまに連絡しないと
「いきなりですが・・・今年もいただけるようなのですが、明日の夜は大丈夫ですか?」
「ええ、ええ、待ってるわ。」
電話の向こうでそんなに嬉しそうな声を聞いてしまったら、もう行くしかない。

翌日分の夕飯支度(帰宅してからはグッタリなのだ)も同時進行しつつ
畑作業用の備品の支度
着替え(薄い色は厳禁)、靴下、長靴、軍手(*次回からは使い捨てビニール手袋を準備しよう)
つばの広い帽子、襟元を塞ぐ手ぬぐい、ケーキの空箱とビニール袋

「明日行かせていただきますね。」
「小梅と奥に韮もあるから。それから・・・」
初の注意事項に念のため持ち物に水道水を入れたペットボトル2本追加。

当日は曇り空だったので時間優先で有料道路フルコースで50分で到着。

桑と
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梅と
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ニラを確認して
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カラーがとても綺麗。でもお花を撮っている暇無し。
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桑の実(ミュール)は真っ黒にならないと実離れしない、そして実はとても柔らかい。
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熟した実は振動で簡単に落ちる。すでに大量に落ちている。もったいない~~
翌日の雨が降る前に採れるだけ摘んでおかないと。
梅と違って慎重に触れないと、そして今回最大の敵は

カメムシ

もう一つ、ハクビシンの落し物も(^^;
熟した実に群れるのは当たり前のこと。
何故かこの場所にやって来ると虫に対しての恐怖心はほとんど感じる余地は無く。
こっちがアウェイだから当然のコトでしょう。
んが、カメムシは堪えるのよ。
こんなに大量発生に当たったのは初めて。
ハクビシンは高い枝でも桑の実を満喫したようで、地面だけでなく目線の高さの枝にも・・・
と、なかなか注意が必要で思ったほど捗らず。

どうにかこうにか・・・軍手越しの指も紫色になってしまいますよ。
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時間ギリギリまで。日没最後の10分で大急ぎで梅とニラをチャチャっと。

どうにかこうにかデリバリーを済ませたら

梅をざぶざぶと洗って新聞紙の上に広げて
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夕食済ませてからは適当にヘタ取り(最後に漉すからあまり神経質になはならい)
在庫の砂糖と同じ重量を残してあとは冷凍(瓶も足りないし)
グラニュー糖とキビ糖の2種類で梅シロップを仕込みました。
一日3回瓶を振って、あと2~3日で第一陣が出来上がる予定。

毎年のように本当にありがたいことです。
忙しい合間を縫って大切に育てる人と
お金を払ってでも欲しいと思っている人は
どっちも尊敬すべき大好きな人なんだもの!

そして今年のスペシャルご褒美!
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アリガトウゴザイマス!!

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