２階への憧れ

外階段を上ったドアの先にあるお店って素敵だと思うのです。
出来れば窓際に座って、明るいテーブルでゆっくり本を開いたり。
街行く人を眺めたり、いつもと違う角度の街路樹に新たな発見をしたり。

そんな秘密めいた場所が、どこかにあったら嬉しいかも・・・
と思っていた土砂降りの雨の午後。
あっという間に視界の左側から通り過ぎたものの、その１時間後。
濡れないようにその階段を駆け上がっていたのです。

全部を満たす訳ではないけれど、ココはなかなかイイ感じ。

お店のパティシエさんが作ったという添えられたフロランタンを摘んで、
ああ、紅茶にすればよかった！と後悔。
今度はちゃんとお腹を空かせてスコーンかサンドイッチを食べたいかも。
いやいや、素敵なお菓子が座っているのを期待しようか？

窓辺の席はホンの少しだけ（大きな窓は厨房に面しているみたい）
待ち合わせならば絶対に窓辺だけど、何かに集中するならばこの壁際が一番。
昼でもまるで夜のような雰囲気も悪くないし。
密かに入り口そばの蔵書の中に一般誌に紛れて「専門料理」が有ったりして。

ちょっとだけ遅めのお茶を楽しめそうな隠れ家？
・・・もう少しご近所だったら良かったのになぁ。次はいつ行けるかな？？