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珍しく映画のお話を [いつもの週末]

この週末から公開が始まった「希望の国」を観てきました。
きさ家のブロンプトン前オーナーであり、とらやお汁粉オトモダチでもあるミキさんが主要スタッフとして参加しておられるのがご縁で。

今さら原発をテーマにした映画って、寝た子を起こすような事をしなくとも・・・と思う人も居るかもしれません。
でも、まだ福島の原発は何も解決していない。
今、稼動している原発だっていつどうなるか分らない。
安全に廃炉にする術を確立しないまま稼動し続けているのだから。

ある日、いきなり家から避難するようにバスに乗せられてそれきり。
平穏な生活から一転、信じたくないことだらけの現実が続く。

決してセンセーショナルに描こうとした訳ではなく
一つ一つのエピソードは、大手メディアの報道でも取り上げているものばかり。
でもそれらを架空の小さな町に居た二つの家族に置き換えて話しを紡ぐと
断片的に伝えられえるニュースを耳にするのとは違う感情が生まれて。

「忘れられることが一番怖い。」と被災地の方が言われていたのを思い出しました。
「忘れてないよ。自分に出来うる支援は続けているよ。」
そう仰る方にも観て欲しい。
支援のために使うつもりだった予算でこの映画を観たとしても、支援される側の方たちからも異議はないような気がします。

名古屋では名駅のミッドランドと県営名古屋空港南のエアポートウォークで公開されています。
両館ともいつまでの公開かは明示されていませんので、お早めに。

恐らくですが、この映画が注目されるのは
先に海外で高い評価を受けて
日本のメディアが無視できない状況になるのでは?と
いや、そうなって欲しいと思っています。


タイトルとは裏腹の主人公夫妻の行く末を描くのには相当の覚悟を要したことでしょう。

けれど、そうでなければ
皆が明日に向かって元気出していきましょう~
的に終わらせるんじゃダメなんだと。
そんなハッピーエンドじゃ被災地の方たちに受け入れてはもらえないもの。
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