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特別な日曜日 [愉しい休日]

時計のアラーム時刻よりも早く目が覚めてしまうのは、今日が素敵な一日になるのを知っているから。

早朝の新幹線で東京駅に到着し、今まで一度も使うことのなかったクーポンを持って向かったのは東京駅一番街の果物専門店。
朝食メニューを求めるお客さんでカフェは満席でしたが、3000円分のクーポンはおつりも出ないので
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こんな機会でもないと買う事も無いでしょう、と自宅宛に宅急便の伝票を書いて
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商品の消費税分と配送料(常温なら315円)を現金で支払ってお買い物終了。
こんな重たいモノを持って歩くのは大変だもの。
朝食営業をしているお店の中で賑わっていたのはコチラと有名らしいラーメン屋さんだった。
いや、ダントツで行列だったのはカルビーのお店(何なのか最初判らず)でしたが。

ゆっくり歩いて来年春で閉館してしまうホテル西洋銀座で少し休憩。
と、言ってもお茶する訳でもなく、ホントにロビーのソファをお借りしただけ。すいません。
でも一度中に入ってみたかったんだもの。
約束の時間の少し前に外に出るとピーポ君の傍でh氏の姿。
もちろん今日も一日御案内をお願いしておりまする。

そして1年半ぶりの京橋詣。1時間前は早すぎたかもしれないけれど、後の展開を考えると止む無しということで開店待ちのお付き合いをお願いして。
11時の開店になって初めて眺めるほぼ勢揃いのショウケース。
ガラス越しでも香りが伝わってくるような気さえする。
4つで我慢しておこうかとも思ったけれど、
「3つ大丈夫。」のh氏の言葉を信じて6つに急遽変更。
ハジメマシテのガメロン
ココバナナのエキゾチック
最近バジルが気になるのでネオ
そして、シシリー。
後半にはマングキャシスとディプロマット(コレ、冬のお菓子だと思っていたので意外でした。そしてオーダーしていらっしゃる方が一巡目のサロンを見渡した限りでは一番多かったことも。)

はぁ~[ぴかぴか(新しい)]
やっぱり来て良かったよ。
・・・今後はハーフは食べないとダメ(本来は丸々1個なのは当然として)かも。
ニュイドシンが会計時に追加されているのを確認するも、大人になって我慢。
コンフィチュールを横目で見ながら、でも手には取らず店外へ。ほぼ予定通りの12時少し前。

そしてマイブームの欲を満たすべく、ホンの少しだけ銀ブラ。
時間があったら有ったで非常に危険なので、制限時間30分で正解だったのかも。
探したかったモノも手頃価格で見つけられて大満足。

都営浅草線宝町から電車に揺られて1時間以上・・・初めてやって来た金沢文庫駅。
駅前のロータリーで最初に目に飛び込んできたのがアピタの看板(ココまで来てアピタって。でも手持ちの古い地図にもユニーになっているのでかなり前から神奈川まで進出していたんだねぇ。どうでもイイがスガキヤもあるのか?)で。
西口のバス乗り場を見渡しても乗りたいバスが見つからず、タクシーにするか迷いかけつつも遠慮がちに京急の回数券売り場で乗り場を尋ねると
「あの・・・今バイクがコッチに出てきた道、あそこを入っていくとローソンがあるから。」
駅を背にして右手に見えるみずほ銀行がある道を進むと確かにバス停。
しかしこりゃ判りにくいかも。1乗車170円(おつりは出ない)車内に両替機はあるけれど
小銭を用意しておく方が良さそう。

駅から徒歩25分、と聞くと輪行が適切な気がしていたのだけれど、h氏の訪問日記を見てあっさり諦めまして、こりゃバスかタクシーしかないと。
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↑この緑の壁の向こう側にバスは向かうのですが
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トンネルを抜けるとそこは、南仏の街並みだったのです。

やっと伺う事が叶ったオ・プティ・マタンさん
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これから特別なデセール会が始まるのです。

が、その前に焼き菓子を選んでおかないと。
フィナンシェ、マドレーヌ、ケークオフリュイ。
サブレミックスにメレンゲの焼き菓子、そしてクロワッサンとクロワッサンザマンド。
見ないように、見ないようにしているプティガトーのショウケース。
だって今日の暑さに連れ出すなんて出来っこないもの。
可愛すぎるエクレアがコッチを見ている気がしたけれど、それでも見ないぞ!とココロを鬼に(涙)

広々としたティールームはこの会のために貸切になりました。
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主催者のS様、武井シェフの御挨拶に続いてウェルカムドリンクが運ばれて
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スパークリングに凍らせた葡萄とダイスにカットした白桃をたっぷりと。
真夏の一番暑い時間に頂くのは、この上なく贅沢☆昼酒は効くぅぅ~

武井シェフが研鑽を積まれたスイスの名門レストラン・ジラルデと
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今年6月末で惜しまれつつ幕を下ろした八王子のア・ポワンさんへの想い
そして、5年目の夜明けを迎えられたオ・プティ・マタンさんのこれから。
それらを踏まえて三様のデセールを準備してくださったのです。

ジラルデへのオマージュその4(過去のデセール会もジラルデ時代のスペシャリテを披露されておられるそうです)
パッションフルーツのクレープスフレ レモンのソルベ
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向日葵よりも眩しい黄色!立ち上る濃密なパッションフルーツの香り!
会場から歓声が上がります。
一皿ずつ仕上げて下さるのですが、出来立てが身上のスフレです。居並ぶゲストの皆様に先駆け頂いてしまいました。
元々はフレーズ・デ・ボワのスフレであったそうですが、時季を勘案しパッションフルーツのスフレを用意してくださいました。
そのままでも、レモンソルベを添えても、お砂糖でおめかししたグロゼイユを一緒に口に運んでも・・・笑顔にしかなりませんってば!
チビチビと食べることをスフレは許してはくれないので、思い切ってパクっと。
真夏の太陽よりも鮮やかな一皿は、あっと言う間に消えてしまいました。

ア・ポワンへのオマージュ~ モンブラン
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岡田シェフのスペシャリテの1つであった和栗のモンブラン。
夏のデセールに相応しくラムレーズンを効かせたスフレグラッセが仕込まれています。
お供には加賀棒茶(アイスの用意もあったのですが、ひんやりも美味!)を。
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う・美しい!
こんなにお姫様なモンブランがいただけるとは☆☆☆
添えられた美味しい木の葉の薄さを見るだけで、あ~ホントに来て良かった!と思いましたもん。
それぞれのパーツだけでも十分過ぎるほどに美味しくて、でもそれらを一緒に口に運ぶと
も~どんだけでも食べたい!!と思えるくらいで。
かなりのボリュームでしたが、皆様軽々とお召し上がりでした。

そして、最後はオ・プティ・マタンさんのこれからのスペシャリテになるはずの
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栗のピティビエ(↑この写真はスタート前に撮らせてくださったもの。ガレットデロワのサイズです)
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大きな栗がゴロゴロ。デロワにシャンティ添えるなんて珍しいでしょ?
でもでも、コレがぴったりなんです。だって、ギトギト感が全然無いんだもの。
粉も、アーモンドも、一度焼いて余分な油分を飛ばしてあるのだとか。
クリアな味にするために、ありとあらゆる方法を試す手間を惜しまない。
・・・本当になかなか出来る事ではないと思います。
詰ったように見えるフィユタージュですが、口の中でハラリと解けてダマンドと重なります。
ああ、美味しい!!真夏に栗のデロワって?!って思いましたけど、とびっきり美味しいものはシーズン問わずなのですね。

食後各テーブルをシェフが廻られて質問タイム。
いやぁ~~ステキな方でした。一流の職人であること、そして
スマート且つ温かなおもてなし(それはシェフのご経歴からも納得だったりするんだけど)
ア・ポワンが幕を下ろした日のシェフことを八王子に向かわれた方々から伺って
もう完璧にシェフのファンになっちゃいました☆
そして優しい笑顔のマダム、この会を成功させるんだ!と真剣に取り組まれるスタッフの皆様。
・・・ああ、せめてもう少し近ければねぇ。

紅茶を頂きながら追加でショップのお菓子を追加されている方々も。
居並ぶタルトの中でも一際輝きを放っていたホールのスモモのタルト。
シェアしていただきましょう(お菓子好きな皆様が集うとこんな展開になるのも自然)となりまして、
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ずうずうしく半分頂戴してしまいました!
このタルトの写真がダメダメなんですが、実物を見たら思わず眼が釘付けになる(だって、見たこと無いんだもの!そして、やっぱりヒミツがあるそうで!)こと請け合い。

ずっと行きたいと思っていたけれど、
実際に伺ってみて、絶対にまた行きたい!という思いは強くなりました。
最後になりましたが、このような素晴らしい会を御準備下さいましたSさまに、心より感謝いたします。ありがとうございました!
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